公開日:2023年1月23日
「防犯カメラがハッキングされることはある?」
「自宅や店舗の映像が外部に漏えいしたらどうしよう…」
ネットワークに接続された防犯カメラ(ネットワークカメラ・IPカメラ)は、スマートフォンから映像を確認できる便利さがある一方で、適切なセキュリティ対策を行わなければ、不正アクセスや映像漏えいのリスクがあります。
こんにちは、防犯カメラのまもるくん!編集部です。
警視庁も、インターネット経由で利用するネットワークカメラについて、ユーザーID・パスワードの適切な設定などにより、第三者が映像を閲覧できないよう対策することが重要と注意喚起しています。
また、事業者が設置する防犯カメラでは、撮影された映像が個人情報に該当するケースもあります。万が一、漏えいなどが発生すると、個人情報保護法に基づく対応が必要になる場合があるため、導入時だけでなく運用面の対策も重要です。
店舗オーナー
「防犯カメラを付けたので安心だと思っていました」
防犯設備担当者
「ネットワークカメラは便利ですが、初期設定のまま使用すると、不正アクセスのリスクが高まることがあります」
店舗オーナー
「どんな対策をすればいいのでしょうか?」
防犯設備担当者
「難しい設定ばかりではありません。パスワード管理やソフトウェアの更新など、今日から始められる対策も多くあります」
| 内容 | 概要 |
|---|---|
| ネットワークカメラが狙われる理由 | 不正アクセスの主な原因 |
| 今すぐできるセキュリティ対策 | パスワード・更新・アクセス制限など |
| インターネットに接続しない運用のメリット | 有線録画システムという選択肢 |
| 事業者が知っておきたいポイント | 映像管理・情報漏えい対策 |
| 防犯カメラ選びの考え方 | 利便性と安全性のバランス |
近年は、防犯対策だけでなく、「防犯カメラそのものを守る」ことも重要になっています。
本記事では、防犯カメラを安全に運用するための基本的な考え方と、今日から実践できる対策を分かりやすく解説します。
参考出典:

「防犯カメラは設置しただけで安全」と思われがちですが、インターネットに接続しているネットワークカメラ(IPカメラ)は、パソコンやスマートフォンと同じように適切なセキュリティ対策が必要です。
実際、不正アクセスの多くは、高度な技術によるものではなく、初期設定のまま使用していたことや、古いソフトウェアを使い続けていたことなど、基本的な設定が原因となるケースがあります。
ここでは、防犯カメラがハッキングされる代表的な原因を見ていきましょう。

| 原因 | 起こり得るリスク | 対策の優先度 |
|---|---|---|
| 初期パスワードのまま利用 | 第三者にログインされる | ★★★★★ |
| ファームウェアを更新していない | 脆弱性を悪用される | ★★★★★ |
| インターネットへ常時公開している | 不正アクセスの対象になりやすい | ★★★★☆ |
| アクセス権限を制限していない | 誰でも接続できる可能性がある | ★★★★☆ |
| 古い機器を使い続けている | セキュリティ更新が提供されない | ★★★☆☆ |
ネットワークカメラには、出荷時の管理者IDやパスワードが設定されている製品があります。
そのまま使用すると、一般的によく知られた初期情報を使って第三者にアクセスされる可能性があります。
安全に利用するためには、導入時に管理者パスワードを変更し、推測されにくい文字列へ設定することが重要です。
| 推奨される設定 | 理由 |
| 12文字以上 | 総当たり攻撃への耐性が高まる |
| 大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる | 推測されにくくなる |
| サービスごとに異なるパスワードを設定する | 他サービスからの流出対策になる |
| 定期的に見直す | 長期間同じ情報を使い続けるリスクを減らせる |
避けたい例
- password
- admin123
- 12345678
- 会社名や電話番号
これらは推測されやすく、安全性が低いとされています。
ファームウェアとは、防犯カメラ本体を制御するソフトウェアのことです。
メーカーは、不具合の修正やセキュリティ向上のために更新プログラムを公開することがあります。
更新せずに利用し続けると、既知の脆弱性が修正されないままとなり、不正アクセスのリスクが高まる可能性があります。
購入後も定期的にメーカーサイトを確認し、提供されている更新プログラムを適用しましょう。
外出先から映像を確認するために、ネットワークカメラをインターネットへ接続して運用するケースは少なくありません。
一方で、必要以上に外部へ公開している状態では、攻撃対象となる可能性も高まります。
利用目的を整理し、
を検討することも、重要なセキュリティ対策です。
お客様
「購入したまま使っているので、設定は何も変えていません」
担当者
「まずは管理者パスワードの変更と、ファームウェアが最新か確認してみましょう。それだけでもリスクを減らせる可能性があります」
お客様
「難しい設定ではないんですね?」
担当者
「基本的な対策を積み重ねることが、防犯カメラを安全に運用する第一歩です」
防犯カメラは、設置して終わりではありません。
導入後も設定やソフトウェアを定期的に見直し、安全な状態を維持することが重要です。
次の章では、今日から実践できる「防犯カメラのハッキング対策7選」を詳しくご紹介します。
参考出典
ネットワークカメラは、正しく設定・運用することで不正アクセスのリスクを大きく減らすことができます。
ここでは、個人・法人を問わず実践しやすい7つの対策をご紹介します。
| 対策 | 重要度 | すぐできる |
|---|---|---|
| 初期パスワードを変更する | ★★★★★ | ○ |
| 強固なパスワードを設定する | ★★★★★ | ○ |
| ファームウェアを最新にする | ★★★★★ | ○ |
| 不要な遠隔アクセスを無効にする | ★★★★☆ | ○ |
| アクセスできる端末を制限する | ★★★★☆ | △ |
| 二要素認証(対応機種のみ)を利用する | ★★★★☆ | ○ |
| インターネット接続が本当に必要か見直す | ★★★★★ | ○ |
最も基本的で重要な対策です。
初期設定のID・パスワードは製品ごとに共通である場合があり、そのまま使用すると第三者から推測されるリスクがあります。
メーカーは、不具合の修正やセキュリティ強化のためにファームウェアを公開しています。
更新を行わないまま使用すると、既知の脆弱性が残った状態になる可能性があります。
| 確認項目 | 推奨頻度 |
|---|---|
| メーカーサイトの確認 | 月1回程度 |
| 自動更新設定 | 利用可能なら有効 |
| 更新後の動作確認 | 毎回実施 |
スマートフォンから映像を確認できる機能は便利ですが、その分インターネット経由のアクセス経路も増えます。
利用頻度が少ない場合は、
などの方法も検討しましょう。
管理画面へ誰でも接続できる状態は避けましょう。
対応機器であれば、
などを設定することで、不正アクセスのリスク低減が期待できます。
対応機種では、パスワードに加えて認証コードを使用する二要素認証を有効にすると、第三者による不正ログインを防ぎやすくなります。
すべての製品が対応しているわけではないため、購入時や設定画面で確認しましょう。
複数人で運用する場合でも、管理者アカウントを全員で使い回すことは避けましょう。
可能であれば、
など権限を分けて運用すると、安全性が向上します。
遠隔監視が不要であれば、ネットワークへ接続しない運用も有効な選択肢です。
例えばAHD(Analog High Definition)カメラのように、カメラと録画機を同軸ケーブルで接続するシステムは、通常の運用ではインターネットへ接続せず利用できます。
| 項目 | ネットワークカメラ | AHDカメラ(有線録画) |
|---|---|---|
| 遠隔閲覧 | ○ | ○(まもるくんは遠隔閲覧対応!) |
| インターネット接続 | 必要な場合が多い | 不要で運用可能 |
| ハッキングリスク | 適切な対策が必要 | インターネット未接続なら大幅にリスクが減る |
| 通信の安定性 | ネットワーク環境に依存 | 有線接続で安定しやすい |
| 導入先 | 店舗・住宅・オフィス | 店舗・住宅・工場・倉庫・事務所などオールラウンド! |
※どちらの方式にもメリット・デメリットがありますが、当社はAHDカメラのみのお取り扱いとなります。
AHDとは、『Analog High Definition』の略で、アナログの防犯システムでデジタルと同等の高画質録画を実現した、新しい防犯監視カメラシステムです。
当社はこのAHD防犯カメラのメーカーとして現状最高画質である500万画素をいち早く製品化いたしました。まず、以下の設置図をご覧ください。

当社の防犯カメラシステムはカメラとレコーダーを同軸ケーブルで有線接続します。防犯カメラは年中無休で録画を続けることが求められ、録画できてなかったが許されません。その点、有線接続は無線(Wi-Fi)接続と違い、通信環境に影響されることがないため安定した録画が可能です。さらにインターネットに接続しないためハッキングによって映像が外部に漏えいすることはありえません。
※モバイル端末等から映像の確認が必要な場合はレコーダーをインターネットに接続することもできます。
当社では3種類のAHD防犯カメラをご用意しております。その中でも主に選んでいただくのは銃型とドーム型の2種類です。銃型は防犯カメラと聞くと多くの方がイメージされる形状で、不審者に監視されていることを強く意識させることによる防犯効果が期待できます。一方、ドーム型は環境に溶け込むため店舗や施設の利用者に配慮した設置が可能です。
お客様
「スマホで見られる機能は便利ですが、セキュリティが心配です」
防犯設備担当者
「遠隔監視が必要かどうかをまず整理しましょう。必要な場合は「ネットワークへ接続しない構成」が必須の選択肢になります。オススメはもちろん「防犯カメラのまもるくん」です」
お客様
「利用方法に合わせて選ぶことが大切なんですね」
防犯設備担当者
「はい。防犯性能だけでなく、セキュリティまで含めて「バランス良く設計する」ことが、安全な運用につながります」
参考出典:警視庁「ネットワークカメラをお使いの方へ」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/anzen/anshin/networkcamera.html
防犯カメラのハッキング対策について、お客様からよくいただく質問をまとめました。
はい。インターネットに接続しているネットワークカメラ(IPカメラ)は、適切なセキュリティ対策が行われていない場合、不正アクセスの対象になる可能性があります。
特に、
といった状態では、リスクが高まります。
そのため、パスワードの変更や定期的な更新など、基本的なセキュリティ対策を継続することが大切です。
推測されにくいパスワードを設定することが重要です。
| 項目 | 推奨内容 |
|---|---|
| 文字数 | 12文字以上 |
| 使用文字 | 英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる |
| 使い回し | 他サービスと同じパスワードは避ける |
| 更新 | 定期的に見直す |
「password」や「12345678」など、推測されやすい文字列は避けましょう。
ファームウェアとは、防犯カメラ本体を制御するソフトウェアです。
メーカーは、不具合の修正やセキュリティ向上のため、更新プログラムを提供することがあります。
そのため、メーカーから更新が公開された際は、内容を確認したうえで適用することが推奨されています。
インターネットへ接続しない構成で運用する場合、インターネット経由での不正アクセスのリスクは大きく低減できます。
例えば、当社のAHD防犯カメラシステムのようにカメラとレコーダーを同軸ケーブルで接続し、インターネットへ接続しない運用であれば、外部から映像へアクセスされるリスクを抑えられます。
なおかつ、スマートフォンなどから遠隔で映像を確認したい場合にも対応できるので、用途に応じてシステムを選択することなく安全かつ確実な運用が可能となります。
事業者が設置した防犯カメラの映像で、特定の個人を識別できる場合は、個人情報保護法上の「個人情報」に該当する可能性があります。
万が一、漏えい等が発生した場合には、状況に応じて個人情報保護法に基づく対応が必要となるケースがあります。
そのため、映像データの適切な管理やアクセス権限の設定など、安全管理措置を講じることが重要です。
店舗オーナー
「防犯カメラを設置すれば安心だと思っていました」
担当スタッフ
「防犯対策だけでなく、映像データを安全に管理することも大切です。設置後も、パスワードの管理や更新を継続して行いましょう」
防犯カメラのハッキング対策とあわせて、設置方法や法令、運用についても知っておくことで、より安全に防犯カメラを活用できます。以下は、当サイトで公開されている関連記事です。
防犯カメラを設置する際に知っておきたい、個人情報保護法やプライバシーへの配慮、撮影範囲の考え方などを解説した記事です。事業者・個人を問わず、防犯カメラを導入する前に確認しておきたい内容がまとめられています。
URL
https://security-camera.jp/防犯カメラ設置の前に知っておきたい法律とは?
防犯カメラの耐用年数や長く使うためのメンテナンス方法、機器交換のタイミングなどを解説しています。防犯カメラを導入した後の運用について知りたい方にもおすすめです。
URL
https://security-camera.jp/2025-003/
ネットワークカメラは、外出先から映像を確認できる便利な機能を備えている一方で、インターネットへ接続する以上、不正アクセスや映像漏えいのリスクについても理解し、適切な対策を講じることが重要です。
今回ご紹介したように、ハッキング対策の基本は次の7つです。
| 対策 | ポイント |
|---|---|
| パスワードの変更 | 初期設定のまま使用しない |
| 強固なパスワード設定 | 推測されにくい文字列を設定する |
| ファームウェア更新 | 最新の状態を維持する |
| アクセス制限 | 閲覧できる端末やユーザーを限定する |
| 二要素認証 | 対応機種では有効化する |
| 遠隔アクセスの見直し | 必要な場合のみ利用する |
| 運用方法の見直し | インターネットへ接続しない構成も検討する |
特に企業や店舗では、防犯カメラの映像が個人情報に該当するケースもあるため、「映像を記録すること」だけでなく、「安全に管理すること」まで考えた運用が欠かせません。
お客様
「防犯カメラを設置すれば、それだけで安心だと思っていました」
防犯設備アドバイザー
「設置は大切な第一歩ですが、安心して使い続けるためには、セキュリティ設定や定期的なメンテナンスも同じくらい重要です」
お客様
「遠隔監視は便利ですが、そこも含めて考える必要があるんですね?」
防犯設備アドバイザー
「はい。利用目的に合わせてネットワークカメラと有線システムを選ぶことで、防犯性と安全性の両立が図れます」
遠隔監視が必要な場合でも、当社の「まもるくん」であれば、カメラとレコーダーを有線接続しつつ、対応可能なAHD防犯カメラのようなシステムがかなりおすすめできます!
もちろん、インターネットへ接続しない構成であれば、外部からの不正アクセスによる映像漏えいリスクを抑えながら、安定した録画環境を構築できます。
大切なことは「何を重視したいのか?」を整理したうえで、適切なカメラ機器やシステムを選ぶことでしょう。
防犯カメラの導入相談はフリーダイヤル0120-624-199またはお問合せフォームよりお気軽にご連絡ください!
【2026年7月追記】