公開日:2022年2月20日
こんにちは、防犯カメラのまもるくん!編集部です。
今回は、駐車場や建物の入口、外周などに設置される「屋外用防犯カメラ」について解説します。

屋外用防犯カメラは、屋内用とは異なり「雨・風・ホコリ」などの外部環境に耐えながら、昼夜問わず安定した監視を行う必要があります。
本記事では、
・屋外用防犯カメラに必要な機能
・設置時に押さえておきたいポイント
・実際の設置工事の流れ について、わかりやすく整理してご紹介していきます。
防犯カメラの設置にあたってはプライバシー配慮も重要とされており、設置目的の明確化や適切な管理が求められています。
出典:総務省「カメラ画像利活用ガイドブック」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000542668.pdf
屋外に設置する防犯カメラにおいて、最も重要な機能のひとつが「防水・防塵性能」です。
雨や風、砂埃といった外部環境の影響を受けるため、屋内用と同じ基準では使用できません。
この性能は「IPコード(国際保護等級)」で表され、2桁の数字によって規定されています。
・1桁目:防塵性能(0〜6)
・2桁目:防水性能(0〜8)
出典:IEC(国際電気標準会議)IEC 60529
https://www.iec.ch
例えば、IP66の場合、防塵性能は最高等級(粉塵の侵入を完全に防ぐ)、防水性能は「強い雨でも影響を受けない」レベルとなり、屋外設置に適した仕様です。
一般的に、水中での使用を想定しない屋外用防犯カメラでは、このIP66がひとつの基準として広く採用されています。
当社の500万画素AHD防犯カメラのIP等級はIP66と、防塵性能は最高等級、防水性能に関しては上から3つ目の”強雨でも悪影響を受けない”性能です。水中(水没)での利用を想定しない防犯カメラとしてはIP66の防水・防塵機能は屋外用で最も高性能と言えるでしょう。

防犯カメラは昼間だけでなく、夜間の監視性能も重要です。
当社の屋外用カメラには赤外線(IR)による暗視機能が搭載されており、低照度環境でも映像の記録が可能です。
低照明下では自動的にナイトモードへ切り替わるため、特別な操作を行う必要はありません。
夜間の映像品質は、防犯性能そのものに直結するため、導入時には必ず確認しておきたいポイントです。
※下記画像はモニタを撮影して掲載しておりますので現物の画質より荒い画像となっております。より高精細な実際の監視画面を直接ご確認いただけますので、詳しくは問い合わせください。

意外と見落としがちなのが映像をどのように保存するのか、レコーダー(記憶装置)も重要です。
防犯カメラでは「撮影のための機能」と同じくらい「録画の安定性」も重視されます。
(欲しい時に撮れていなければ意味がないため)
一般的に、防犯用途では有線接続(同軸ケーブル)のシステムが多く採用されています。
無線(Wi-Fi)と比較して通信が安定しており、録画の途切れやデータ欠損のリスクを抑えられるためです。
また、防犯カメラは24時間365日の連続録画が前提となるため、記録装置(レコーダー)の性能も重要な要素となります。

当社の防犯カメラシステムはカメラとレコーダーを同軸ケーブルで有線接続します。
防犯カメラは年中無休で録画を続けることが求められ、録画できてなかったが許されません。
その点、有線接続は無線(Wi-Fi)接続と違い、通信環境に影響されることがないため安定した録画が可能です。確実な映像録画をお考えなら有線の大容量レコーダーをお勧め致します。
録画データの保存期間は、HDD容量とカメラ台数によって大きく変わります。

当社レコーダーは1TB〜と大容量のHDDを搭載し、カメラ1台なら30日間連続録画が可能です。
本体内蔵のSDカード式の防犯カメラとの違いをご質問いただくことがありますが、証拠映像が映っていたとしても容量の小さいSDカード式では既に上書きされてしまっていることがあります。しっかりと証拠映像を残すならやはり外付け大容量レコーダーをおすすめ致します。
連続録画日数の目安
カメラ台数:1~4台の場合
| 1台 | 2台 | 3台 | 4台 | |
|---|---|---|---|---|
| 1TB | 20日 | 10日 | 6日 | 5日 |
| 2TB | 40日 | 20日 | 13日 | 10日 |
| 3TB | 60日 | 30日 | 20日 | 15日 |
| 4TB | 80日 | 40日 | 26日 | 20日 |
| 6TB | 120日 | 60日 | 40日 | 30日 |
| 8TB | 160日 | 80日 | 53日 | 40日 |
録画条件
使用HDD:WesternDigital(Purple)/ SEAGATE(SKYHAWK)
録画解像度:500万画素(5M)
フレームレート:30fps
圧縮方式:H.265圧縮方式
※上記の録画日数目安・録画条件は2026年現在のものです。
※実際の保存期間は撮影環境により異なります。また、保存期間を超えると古い日付分から上書きされていきます。
屋外用防犯カメラの設置工事は、台数や設置環境によって異なりますが、基本的には以下の手順で進められます。
設置台数ごとの作業時間の目安は次の通りです。
・1~2台:2時間程度
・3~4台:3時間程度
・5~8台:5~8時間程度
・9~16台:6~16時間程度(※場合によっては2日間)

施工開始前に、防犯カメラの設置位置や配線ルートを最終確認します。
この工程では、
・死角がないか?
・電源の確保が可能か?
・配線の取り回しに無理がないか? といった点をチェックし、実際の運用を想定した配置を確定します。

カメラとレコーダー(DVR)を接続するための配線工事を行います。
屋外では、配線の保護や耐久性も重要となるため、
・防水処理
・配管やモールによる保護 などを適切に行いながら施工を進めます。

防犯カメラ本体およびレコーダーの設置を行います。
設置後は、撮影範囲(画角)の調整を実施し、
・必要な範囲がしっかり映るか?
・人物や車両が識別できるか? を確認します。

機器設置完了後、お客様に設置状態の確認を行っていただきます。
この段階では、
・映像の映り方
・設置位置の最終調整 などを確認し、必要に応じて微調整を行います。

レコーダー設置場所にて、操作方法の説明を行います。
主に、
・録画データの再生方法
・バックアップ方法
・日常的な操作手順 などを説明し、導入後も安心して運用できる状態にします。

最後に作業場所の清掃と撤収を行い、施工完了となります。
防犯カメラの効果を最大限に発揮するためには、設置位置の選定が非常に重要です。
警察庁でも、防犯対策として「見通しの確保」や「死角の排除」が重要とされています。
出典:警察庁「安全・安心まちづくり」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/anzen/anshin/index.html
単に設置するだけでなく、「どこを映すか?」「何を防ぎたいか?」を明確にすることが、防犯効果の向上につながります。
Q1. 屋外用と屋内用の防犯カメラは何が違いますか?
A. 主な違いは「耐環境性能」です。屋外用は防水・防塵性能(IP等級)を備えており、雨やホコリの影響を受けにくい設計になっています。一方、屋内用はこうした耐久性能が限定的です。
Q2. 無線(Wi-Fi)と有線はどちらが良いですか?
A. 防犯用途では有線接続が推奨されるケースが多いです。通信が安定しており、録画の途切れやデータ欠損のリスクが低いためです。設置環境によっては無線も選択肢となりますが、用途に応じた選定が重要です。
Q3. 録画データはどのくらい保存できますか?
A. HDD容量とカメラ台数によって異なります。例えば1TB・カメラ1台の場合、約30日程度の保存が目安です。保存期間を超えたデータは自動で上書きされるため、必要な保存期間に応じた容量選びが必要です。
Q4. 屋外設置で注意するポイントは何ですか?
A. 設置位置が重要です。死角を減らすことや、出入口・人の動線をしっかりカバーすることが防犯効果を高めるポイントです。また、直射日光や逆光による映像劣化にも注意が必要です。
Q5. 防犯カメラ設置に法律上の注意点はありますか?
A. はい、あります。個人情報やプライバシー保護の観点から、撮影範囲や設置目的の明確化が求められます。総務省でも適切な管理と運用が推奨されています。
出典:総務省「カメラ画像利活用ガイドブック」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000542668.pdf
今回は、屋外用防犯カメラの特徴と設置工事の流れについて解説しました。
屋外用防犯カメラを導入する際は、
・防水・防塵性能(IP等級)
・夜間対応の暗視機能
・安定した録画環境(有線/レコーダー)
・適切な設置位置と施工
といったポイントを総合的に確認することが重要です。
また、防犯効果を高めるためには「どこに設置するか」「何を目的とするか」を明確にすることが欠かせません。
設置環境や用途によって最適な機器や工事内容は異なるため、不明点や不安がある場合は事前に当社まで相談することをおすすめします。
屋外用防犯カメラは、正しく選び・正しく設置することで、長期的に安心できる防犯対策として機能します。導入を検討されている方は、ぜひ一つひとつ整理しながら進めていきましょう。
【2026年4月追記】
防犯カメラの導入に際しては費用や効果的な設置場所の選定等まだまだお客様の疑問点も出てくるかと思います。ご不明な点はお気軽にフリーダイヤルまたは問い合わせフォームよりご連絡くださいませ!
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